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英単語と文法を勉強することでメールなど文章のやり取りは出来るようになってきた。でも、英会での会話が上手く出来ない、どうしたら良いと悩む人は多いです。大きな原因は、英語発音の練習が不足しているため、正しく発音できていないことが考えられます。
日本人が英語を発音しようとすると、カタカナ英語になってしまったり、ローマ字読みしてしまうことがよくあります。どれだけ単語が文法が正しくても、発音が間違っていては英語を母国語とする人たち(ネイティブスピーカー)には雑音にしか聞こえませんからね。
英語には日本語とは全く違った発音ルールがあります。発音の基礎ルールを学んで、繰り返し練習しなければ、身につけることはできません。この記事では、英語発音の基礎と練習方法について解説しているのでよかったら参考にしてください。
正しい英語発音が身につく練習
正しい発音を身につけると言っても、ネイティブスピーカーの様になる必要はありません。英語の発音ルールを身につけて、日本語の訛りがあっていいので、丁寧に発音することです。中国人やインド人、シンガポール人など様々な国の人が、様々な訛りのある英語を使って、コミュニケーション楽しみ、ビジネスを行っています。
では、どのようすれば正しい英語発音が身につくのでしょうか?この記事では、以下の4つの発音練習法について解説します。
1.母音、子音の正しい発音を覚える
2.単語の正しい発音を確認する
3.フレーズを使って発音を練習する
4.生の英語を使って発音練習
1.母音、子音の正しい発音を覚える
言語の発音は、母音と子音の組み合わせで成り立っています。例えば『か、き、く、け、こ』はローマ字では [Ka, Ki, Ku, Ke, Ko]となりますが、この[ a, i, u, e, o ]を母音、Kを子音と言います。
日本語には母音が5個、子音が16個ありますが、英語には母音が20種類以上、子音が25個あります。そして、母音と子音の組み合わせの数は、日本語は70個程度ですが、英語には400個以上もあります。つまり、英語には日本人には馴染みのない音がたくさんあるため、発音するのも聞き取るのも難しいのです。
まずは、参考書などを使って母音と子音を発音する唇の形、舌の位置、発声方法を覚えましょう。発音に関する参考書であれば、一般的に、口の断面図を使った詳しい解説があると思います。
発音の勉強をしていると必ず発音記号が出てきます。アルファベットのような妙な形をしたものです。発音記号を覚えておくと、新しく出会った単語でも、どう発音すれば良いか分かります。この後に行う練習の効率も上がるので、この際、一緒に覚えてしまいましょう。
2.単語の正しい発音を確認
母音と子音の発音方法を覚えたら、次は単語を使って練習します。口の形や舌の位置を確認しながら、ゆっくり、はっきり発音してください。その際に、正しく発音できているのか確認しましょう。間違った発音で練習していては意味が無いですからね。
英語を母国語とする人に正しく発音できているかチェックしてもらうのが一番良いのですが、なかなかそうはいきませんよね。そこでお勧めなのがグーグル翻訳アプリです。無料アプリなのでぜひダウンロードして活用してください。
グーグル翻訳アプリに英単語を入力すれば正しい発音を聞くことができ、音声入力に切り替えれば発音チェックをすることが出来ます。発音した英単語をアプリが聞き取り画面上に表示されるので、正しく発音できているか確認してください。もし、違う英単語が表示されたら、正しく表示されるまで何度も繰り返しましょう。
単語の発音練習する際には、一緒にアクセントの位置も気にしておきましょう。正しいアクセントが使えるようになると、英語が伝わりやすくなります。また、英語独自のリズムも生まれてくるので、英語の発音がより流暢になります。
3.フレーズを使って発音を練習する
英単語の発音ができるようになったら、次は英語のフレーズを使った発音の練習です。英語はフレーズや文章になると、前後の音がつながったり、消えたり、変化することが頻繁に起こります。リンキングやリダクション、フラッピングと言われる現象です。
例えば『Did you』の発音は/ディドゥ ユー/となりますが、実際には/ディジュ/となります。 did の d と you の y がつながって発音されるためです。他にも『take it easy 』は/テイク イット イージー/ではなく/テイキリイージー/となります。
このような現象はある程度パターンが決まっています。参考書などでパターンを勉強して、フレーズを使って練習してください。このときもグーグル翻訳アプリを使い、正しく発音が出来ているか確認しましょう。
4.生の英語を使って発音練習
1~3をしっかり練習すると発音の基礎が身につくので、次は実践的な発音力を身につける練習をします。日本語は一定のリズムで抑揚がありませんが、英語はスピード、リズム、イントネーションが複雑に変化するので、慣れが必要です。
日本語は『タン、タン、タン、タン 』と平坦ですが 英語は『タン、タ、ターン、タン、タ、ターン』とリズムに乗って発音します。このリズムは文章によって変化するので、たくさん生の英語を聞くのが効果的です。
洋楽、短い会話、スピーチを聞くのがおすすめです。英語の参考書に付いてくる音声、NHKのラジオ英会話、TED(無料で見れるプレゼンテーション)などを使って、生の英語に触れながら、発音の練習をしましょう。
発音練習方法のまとめ
この記事では、正しい英語の発音方法を身につける方法について解説しました。まずは、母音、子音を発音するための口の形、舌の位置、発声方法を覚えます。一緒に発音記号も覚えてしまいましょう。
次は、英単語使って発音練習を行います。ゆっくり口の形、舌の位置、発声を気にしながらはっきりと発音してください。正しく発音できているかグーグル翻訳アプリなどで確認しながら行うとより効果的です。
単語の後は英語フレーズを使って練習します。英語はフレーズ、文章になると、音がつながったり、無くなったり、変化することがあります。音が変化するルールを覚えて、ルールを意識しながら発音の練習をします。
最後は、流暢な英語を目指すために生の英語を使った発音練習です。洋楽やスピーチ、TEDなどを聞いて、英語を発音する際のスピードやリズム、イントネーションを真似してみてください。
以上が、正しい英語発音を身につけるために必要な方法です。練習も大切ですが、実践することはもっと重要です。オンライン英会話を活用したり、英語をコミュニティーに参加するなど英語が使える環境を作り出して、たくさん使いましょう。