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英語が出来るようになればキャリアアップに繋がり、年収も上がる、転職も有利になる。と、モチベーション高く始めた英語学習なのに、なぜか挫折してしまう。
『自分には英語の才能が無いのでは』『何事も継続できず、忍耐力がないのでは』と悩んでいませんか?
安心してください。毎年、たくさんの社会人が英語学習を始めますが、かなりの高い確率で挫折をしているというデータがあります。みんな英語学習が継続できなくて悩んでいるんですね。
出典:PRTIMES
挫折している人がたくさんいる一方で英語学習が続いている人もいます。私も何度も挫折しそうになりましたが、どうにか挫折の壁を乗り越え、今では英語の勉強を続けることは苦ではなくなりました。
この記事では、私の経験も踏まえて『どうすれば社会人が英語学習を挫折せず続けられるのか?』について解説しているので、良かったら参考にしてください。
社会人が英語学習に挫折する原因はモチベーション
外国人と楽しく話している同僚がかっこよく見えたとき、海外に住んでいる人を羨ましく思ったときなど『よし、英語を勉強するぞ』とモチベーションが上がります。
しかし、時間がたつとモチベションは徐々に下がり、勉強時間が短くなってきます。勉強しない日が増えて、最終的に勉強を止めてしまいます。
私も勉強を始めてから1年くらい、モチベーションが保てないことを悩みました。インターネットで調べたり、本を読んだり、いろいろ試行錯誤しました。そして、分かったことは
モチベーションを高く保ちづつけることは不可能。上がれば、必ず下がるもの。モチベーションに頼らずに勉強することが重要。
英語学習はモチベーションではなく習慣化がポイント
どうすればモチベーションに頼らなくなるのか。ポイントは英語学習の習慣化です。習慣とは、意識して何度も繰り返し行ったことが、無意識で行えるようになることを言います。
英語の勉強が習慣になってしまえば、モチベーションに関係なく、自然と勉強出来るようになります。勉強しない日は、なんだか落ち着かなくなるので、挫折する可能性はかなり低くなります。
では、行動を習慣するためにはどうしたら良いのでしょうか?
行動心理学では、21日間続けたことは習慣なるという法則(インキュベートの法則)があります。この法則に従って、まずは21日間を目標に英語の学習を始めてください。
ただ、21日経過する前に挫折してしまっては意味がないので、3つの対策をご紹介します。
- 常に目のつくところに教材を置く
- 頑張った自分へご褒美
- こまめに達成感を味わう
習慣化1:常に目のつくところに教材を置く
まずは、勉強を始めるきっかけ作りましょう。例えば、スマホが目の前にあると、見たいものが無くても、なんとなくSNSやYoutubeをチェックしてしまいませんか?
これは、スマホを目にしたことがスマホをチェックするという行動のきっかけとなっています。勉強も同じように、常に目のつくことろに英語教材を置いておきましょう。
教材を目にしたことがきっかけとなり、勉強が始めやすくなります。
単語帳や英語の参考書を本棚にしまうのではなく、テーブルや机の真ん中に常に置いておく。または、スマホのホーム画面に英語学習アプリを置いておくなど。
逆に、勉強の妨げになるテレビやスマホ、漫画などは出来るだけ目につかないところに置くことをオススメします。勉強の時間を奪ってしまう行動のきっかけを出来るだけ減らしましょう。
習慣化2:頑張った自分へご褒美
プライベートの時間を削ってまで、英語の勉強をすることは簡単なことではありません。特に、仕事や家事で疲れた後に勉強をするのは大変ですよね。
勉強は ”やるべきこと” と分かっていても、やりたくないですよね。このように ”やるべきこと” と ”やりたいこと” の間にギャップがあるときはご褒美の力を借りましょう。
例えば、『単語帳を10ページ見たら好きなお菓子を食べて良い』、『30分勉強したら10分だけスマホを見て良い』などです。
このようにやりたくけどやるべきこと(勉強)とやりたいこと(ご褒美)をセットに考えることで、勉強が続けやすい状況を作り出すことができます。
習慣化3:こまめに達成感を味わう
英語の勉強をしているのに、単語が全然覚えられない、いつまでたっても英語が聞き取れるようにならない、英語の文章が口から出てこないと悩んでしまう人は多いです。
『ある日、突然英語が聞き取れるようになった』という話を聞いたことがあるかもしれません。残念ながら、ほとんどの人には、そんな日は訪れないでしょう。
英語力は毎日の勉強の積み重ねで、私達が気づかないくらいゆっくりと上達していくからです。半年前を思い出してみると、あの頃よりは英語が出来るようになっているという具合です。
英語は達成感を味わうことがなかなか出来ないものです。そして、このことが挫折してしまう原因の1つになっています。
勉強しても勉強しても上達が感じられなければ、勉強を止めたくなってしまいますよね。なので、意図的に達成感を味わえる状況を作ることが重要です。
1.目標は小さく
小さな目標を設定することで、すぐに達成感を味わえるように設定しましょう。勉強すれば達成感を味わえる、上達を実感できるのでまた勉強しようと思えます。
小さな目標を設定するときのポイントは、目標を高くしすぎないことです。あくまでも達成感を味わうことが目的なので、高い目標は逆効果になってしまいます。例えば、
- 一日30分勉強できるようになる
- 単語を100個覚える
- TOEICを受けてみる など
2.目標は目に見えるところに掲げる
忙しい毎日を過ごしていると目標を忘れてしまいがちです。目標が分からなくなってしまうと、達成したことに気づけません。
目標を紙に書いて壁に貼る、スマホのホーム画面、パソコンのディスプレイに表示するなどして、常に確認できるようにしましょう。
目標が達成できたら、次はもう少し高い目標を設定しましょう。このように小さな目標を立てては達成を繰り返すことで、勉強が楽しくなり、習慣にもなってきます。
上達を実感する方法は他にもあります。詳細については、下記の記事にまとめているので良かったらチェックしてみてください。
英語の上達を実感したい|どんなときに感じることが出来る?
まとめ
この記事では、英語を挫折してしまう原因と対策について解説しました。
挫折してしまう大きな原因は、モチベーションに頼った勉強をしているから。モチベーションは必ず上下するもので、高いまま保つことは不可能です。なので、モチベーションが高くても低くても英語が勉強できる状態にする必要があります。
そこで、必要となるのが英語学習の習慣化。21日間、意識的して勉強を行うことで、習慣になり、強い意志がなくても自然と勉強できるようになります。
習慣化する際のポイントは3つ
1.常に目のつくところに教材を置く
勉強するきっかけを作ります。
2.頑張った自分へご褒美
やりたくないけどやるべきこと(勉強)と、自分のやりたいこと(ご褒美)を結びつけます。
3.こまめに達成感を味わう
達成感を味わえるまでの期間を短くします。
習慣にすることが、英語学習を続けるカギとなります。今回紹介した3つのポイントなどを上手く活用して、習慣になるまでの期間を上手く乗り切ってください。習慣になってしまえば、簡単に続けられるようになります。