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英単語を覚えることは大切なことと分かっていても、勉強するのは退屈ですよね。どこかに単語を楽しく覚える方法ないかな~と探していませんか?
日本人にとって英単語を覚えることは、かなり大変なことです。日本語にはアルファベットが無く、発音も英語と全く異なりますからね。
ですが、英単語は勉強を続けていれば、誰でも覚えられます。しかし、忙しい毎日を過ごしている社会人にとって、退屈な単語学習を続けるのは辛いものです。
この記事では、そんな社会人向けに楽しく英単語の学習を続けられる方法について紹介しています。気になったものがあれば試してみてください。
英単語の覚え方
単語帳を使った勉強は、とても退屈に感じるかもしれません。こんな勉強していて英語が話せるようになるのかと疑問に思うこともあるのではないでしょうか?
簡単な会話だけであれば決まり文句だけ覚えれば十分ですが、ちょっと複雑な話をするためには単語力は欠かせません。
とは言っても、基礎的な英単語(中学校で習う程度)だけで十分です。難しい表現や専門用語はその都度、相手に意味を確認すれば良いので。
また、基礎的な単語を覚えていれば、この後に紹介する勉強の効率も上がります。それに、分からない単語ばかりでは、どんな勉強でも楽しめないですからね。
もし、単語帳をまだ持っていなければ、まずは基礎的な英単語が載っているものを購入しましょう。初心者におすすめの単語帳については、下記の記事にまとめているので良かったら参考にしてください。
それでは、単語学習を楽しくする方法について見ていきましょう。
洋書の多読で楽しく英単語を勉強
英単語学習を楽しく、効率よく勉強する方法としてもっともお勧めなのが洋書の多読です。
単語学習に洋書の多読が有効な理由
- 短時間でたくさんの英語に触れることが出来る
- 実際にネイティブが使っている表現に触れられる
- 英単語を使う場面と一緒に覚えられるので忘れにくくなる
多読を行うときのポイントは、分からない単語や表現があっても辞書を使わないことです。文章の内容が完全に理解できないこともあると思いますが、そのまま進めてください。
分からなかった単語や表現も色々な場面で何度も目にしていると『あっ、そういう意味か』と理解できるときが来ます。英語を英語のまま理解した瞬間です。
多読は辞書を使わずに行うので、出来るだけ知っている単語が多い洋書から始めることが必要です。あまりにも分からない単語が多いと、大まかなストーリーさえも理解できなくなり、読書が苦痛になってしまうので。
多読を始める際におすすめの本は、海外の子供向けの絵本、もしくはグレードリーダーズです。
絵本は、わからない単語があってもイラストから意味を推測することが出来るので、英語初心者、初級者向けです。
グレードリーダーズとは、英単語の難易度、語彙数に合わせてレベル分けされた本の総称です。有名なものとしてはラダーシリーズがあります。累計販売数は180万部を超えているベストセラーです。
レベルが1~5まで分かれていて、レベル1は英検4級、TOEIC300~400程度、レベル5はは英検準1級以上、TOEIC700以上となっています。有名な小説、物語から人物、歴史、政治まで幅広いタイトルがあるので、興味をひかれるものが見つかると思います。
英語ニュースで英単語とビジネス情報を入手
社会人が英語を勉強を始める理由として、外資系での勤務、海外企業とのやり取り、海外出張などビジネスに関するものが多いと思います。そんな方におすすめしたいのが英語ニュースを使った勉強です。
社会人の単語学習に英語ニュースが有効な理由
- 丁寧な表現なので、ビジネスシーンでそのまま使える
- 1つテーマが短いので、テンポ良く学ぶことが出来る
- 国際政治、経済用語などビジネスで使える表現を学べる
ニュースには、専門的な用語、難しい表現も多く出てくるので少し難しく感じるかもしれません。それでも、幅広い分野のテーマが扱われ、世界のニュースにも触れることが出来るので、飽きずに続けられるのではないでしょうか。
海外のBBCやCNNなどの有名なニュース番組もありますが、私のオススメはNHK WORLD NEWSです。主に日本のニュースが扱われているので、英語が分からなくてもなんとなくニュアンスをつかめると思います。
また、番組の最後には天気予報もあるので、スモールトークの鉄板ネタ”天気”に関する表現も学ぶことが出来るのがおすすめポイントです。
おすすめのニュース番組 NHK WORLD NEWS
英単語を洋楽のリズムに乗せてを覚える
音楽が好きな人には特におすすめなのが洋楽を使った勉強方法です。歌詞を理解することで英単語、表現が覚えられます。
音楽で英単語を勉強するメリット
- 英語の発音やリズムも一緒に覚えられる
- 自然と口ずさむので何度も単語の復習ができる
- メロディとセットで忘れにくくなる
洋楽を使って勉強するときの注意点は曲選びです。普段はほとんど使わない難しい単語を使った曲、普段の会話には不適切な表現が多い曲、テンポが早すぎる曲、発音が鮮明ではない曲などは避けてください。
好きなアーティストの曲を選ぶのが一番良いですが『洋楽にあまり馴染みがない』という場合には、ビートルズ、カーペンターズ、ビリー・ジョエル、クィーンなどのアーティストの曲を探してみてください。名曲がたくさんあり、発音もきれいなのでおすすめです。
有名な曲であれば、Youtube で検索するとすぐに見つけられます。歌詞もネットで検索すれば簡単に見つけられると思います。
洋画やドラマはあまりおすすめできない
洋書、ニュース、音楽が有効なのであれば、洋画や海外ドラマはどうなのと思いかもしれません。もちろん英語の勉強にはなりますが、時間の割に英語に触れる数が少ないので、あまりおすすめしていません。
映画やドラマを観ていると気づくと思いますが、セリフの数が意外と多くありません。例えば、風景を写したシーンやアクションシーンでは、セリフはほとんどありませんよね。セリフが多い映画もありますが、読書と比べれば触れられる英単語の数は少ないです。
英語上級者になれば、洋画や海外ドラマからイントネーションや話すスピードなども学べるようになるので、学習効果は高くなります。
まとめ
この記事では、英単語を楽しく覚える方法について解説しました。まずは、中学校で習うような基礎的な単語を単語帳を使って覚えてしまいましょう。その後、いろいろなメディアを活用することで単語学習が楽しくなります。
1.洋書の多読
物語を楽しみながら単語を覚えることが出来ます。
2.英語ニュース
社会人に必要な経済、国際ニュースと一緒に英単語が覚えられます。
3.洋楽
洋楽のリズムに載せて英単語を覚えましょう。