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【社会人】英文法のやり直しはどこから?効率が良い勉強法

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

『英文法の勉強はどこから始めるのか。』『どのくらい覚えたら良いのか』と迷ってしまう人は多いです。

文法は英語を使うためのルールなので、基本的にはすべて学ぶことが理想です。その際、文法の基礎をしっかりと理解していないと、全てが曖昧になってしまい、正しく使えるようになりません。

この記事では、最初に学ぶべき英文法の基礎について解説しているので、参考にしてください。

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英文法をやり直すにはまずは基礎から

学生時代に不定詞、動名詞、関係代名詞、仮定法などたくさんの文法を学んだと思います。しかし、たくさん学んだはずなのに、あまり理解できなかったと感じているのではないでしょうか。

その理由として考えられるのが、文法の基礎となる文型と品詞の理解が曖昧ということです。

文型とは英語の基本的な表現パターンを示したもの。品詞とは名詞、動詞、形容詞、副詞などです。しかし、すべての文法の基礎となるこの2つの文法を学校では詳しく習わないことが多いです。

社会人になり英文法をやり直す際には、同じ間違いを繰り返さないように、まずは文型と品詞についてしっかりと理解しましょう。

文法の基礎”文型”を正しく理解

英語を話せるようになるためには、語順(単語の並べる順場)を覚える必要があります。なぜならば、日本語と英語では語順の重要度がまったく異なるからです。

英語は語順を少しでも間違ってしまうと、意味が変わってしまったり、まったく通じなくなってしまいます。一方、日本語は語順を変えてもほとんど意味は変化しません。日本語は語順ではなく、助詞が文章の意味を決めているからです。

例えば『私は彼に本をあげた』の語順を変えて『私は本を彼にあげた。』としても意味はほぼ同じですよね。しかし、助詞を変えて『私に彼は本をあげた』にすると意味はまったく変わってしまいます。

しかし、英語 “I gave him a book” の語順を変えて “I him a book gave”とすると意味は通じません。英語には助詞が無いため、語順によって意味が決まるからです。

つまり、どれだけ単語を知っていても、語順が間違っていては言いたいことが相手に伝えられません。逆に考えると、語順が分かっていれば、そこに単語を当てはめることで英会話が出来るようになります。

英語の基本表現パターンは5種類

英語は基本の表現パターンが決まっていて、それを整理して分かりやすくまとめたのが文型です。全部で5種類のパターンがあり、基本5文型と言います。

英文を見たときに、基本5文型のどのパターンに当てはまるか判断できれば、内容を理解することが出来ます。

第1文型:主語+動詞
~は/が(主語)~する(動詞)となります。

・I walk.(私は、歩きます。)
・He runs.(彼は、走ります。)

第2文型:主語+動詞+補語
~は/が(主語)~の状態(補語)である(動詞)となります。主語の中身について補語を使って説明する文です。

He is my teacher.(彼は、私の先生です。)
I am happy.(私は、幸せです。)

第3文型:主語+動詞+目的語
~は/が(主語)~を(目的語)~する(動詞)となります。目的語に対して、動詞が力を及ぼす文です。

・I study English.(私は英語の勉強をする)
・He plays tennis.(彼はテニスをする)

第4文型:主語+動詞+目的語1+目的語2
~は/が(主語)人に(目的語1)~を(目的語2)~する(動詞)となります。目的語1には人、目的語2には物が入り、人に物を与えるという文になります。

・He gave me a book.(彼は、私に本をくれた。)
・I teach him English.(私は、彼に英語を教える。)

第5文型:主語+動詞+目的語+補語
~は/が(主語)人に(目的語)~の状態(補語)~する(動詞)となります。目的語を補語の状態にするという文です。

・He makes us happy.(彼は、私達を幸せにしてくれる。)
・We named the dog Taro.(私たちは、その犬をタロウと名付けた。)

文法の基礎”品詞”を正しく理解

基本5文型を覚えることで英語が理解しやすくなります。しかし、これだけでは長くて複雑な英文を理解することが出来ません。例えば、

I broke the cup which she gave me for my birthday last year.
(私は彼女から去年の誕生日にもらったカップを割ってしまった。)

どれが主語、動詞、目的語、補語か判別できず、何文型なのか分からなくなってしまいますよね。

そこで必要となる知識が品詞です。品詞とは単語の種類を表します。名詞、動詞、形容詞、副詞、助動詞、接続詞、前置詞などいろいろありますが、中でも重要なのは4つ。名詞、動詞、形容詞、副詞です。

品詞が分かると英文のどれが主語、どこまでが目的語、補語なのか分かるようになります。基本5文型と品詞が分かれば、難解な長文も理解できるようになります。

ちなみに前の例文は、”I” が主語、”broke” が動詞、”cup” が目的語、”which” 以降が形容詞となるので第3文型となります。

名詞
人や物の名称を表す言葉です。スマホ、テレビ、ペン、犬などです。さらに『~ということ』、『~なこと』なども含まれます。『本を読むこと』や『彼が英語の勉強をしたこと』なども名詞となります。

名詞は、文型の主語、目的語、補語に置くことが出来ます。

動詞
人や動物など生き物の動き、事柄の変化などを表す言葉です。歩く、書く、置く、なる、食べる、などです。

動詞は、文型の動詞に置きます。

形容詞
名詞を説明する言葉です。熱い、大きい、新しいなどです。さらに『私が昨日、作成した』『私が学生時代に通っていた』という文章も形容詞になります。

形容詞は、文型の補語に置くことが出来ます。

副詞
動詞を主に説明する言葉ですが、名詞、形容詞、副詞、文全体を説明することもあります。
すぐに、早く、とても、驚くほど

副詞は、文型のどれにも当てはまりません。

まとめ

この記事では、文法の基礎となる基本文型と品詞について解説しました。

基本文型は5つ
1.主語+動詞
2.主語+動詞+補語
3.主語+動詞+目的語
4.主語+動詞+目的語1+目的語2
5.主語+動詞+目的語+補語

基本の品詞
1.名詞:人や物の名称、事柄。文型の主語、目的語、補語に置ける。
2.動詞:人や動物など生き物の動き、状態の変化。文型の動詞に置ける。
3.形容詞:名詞の説明。文型の補語に置ける。
4.副詞:名詞、動詞、形容詞の説明、文全体の修飾。

2つの基礎を意識しながら、たくさん例文を見て理解を深めてください。理解した状態で、他の文法を学ぶと今まで以上に文法が分かり、そして使えるようにもなります。

文法を覚える際の注意点として、日本語の文法用語を覚える必要はありません。状況ごとに使える英文のパターンを覚えてしまえば英会話は出来るようになります

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ケンイチ

務めていた会社がアメリカの会社に買収されたことをきっかけに、英語を一から勉強しなおしました。オンライン英会話を活用しながら、2021年にようやくTOEICで800点を越えました。
10年以上続けている英語学習の中で見つけた効果的な勉強法や考え方などを書いています。

2022年現在
・TOEICスコア830
・オンライン英会話10年以上継続中
 (レアジョブ → イングリッシュタウン → Bizmates)
・Bizmatesの受講回数1000回突破

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