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英語の勉強はしたいけど、40代になり体力も気力も低下し、仕事の責任は増え、家庭を持って自由に使える時間も減った状態で、英語の勉強をやり直すの難しい。どうしたら続けられるのか?と悩んでいる人は多いです。
そんな40代になってから英語の学習をやり直す人に、覚えておいてほしい3つのことについて解説しています。よかったら参考にしてください。
40代から勉強をやり直す際のポイント
40代になると体力も気力も低下しているので、机に長時間向かって勉強するのは難しいです。初めのうちはモチベーションが高いので勉強できるかもしれませんが、途中で気力が続かなくなり、挫折してしまう可能性が高いです。
また、40代になって役職が付いたり、部下を持ったことで、周りの人に英語で失敗する姿を見せたくないという感情が湧いてしまうことがあります。しかし、英語は何度も失敗を繰り返しながら上手くなっていきます。変なプライドは英語上達の妨げになります。
私の周りにも40代から英語を始めた先輩社員がいましたが、失敗を恐れずどんどん話した人のほうが何倍も早く英語が上達していました。周りに人は、その人が失敗している姿を見ても変に思うことはなく、むしろチャレンジ精神に感心していました。
そんな人達を見たり、私の経験から40代になってから英語の勉強する際の重要ポイントは以下の3つ。
1.少しずつ勉強時間を伸ばす
2.完璧を目指さない
3.できるだけたくさん使う
少しずつ勉強時間を伸ばす
英語が話せるようになるためには、継続して勉強することが必要です。数ヶ月だけ勉強しても話せるようにはなりません。目指すレベルによって異なりますが、数年間、数千時間の勉強は必要です。
毎日、机に向かって2時間以上勉強できれば良いのですが、いきなりは難しいです。勉強を始めたばかりは30分でも辛いと感じると思います。
英語の勉強を始める際には、まずは15分を目安に、毎日勉強することを目指してください。どんなに忙しい人でも、15分であれば確保できますよね。
例えば、電車を待っているときや乗車しているとき、お昼休憩時間などを活用するのも良いですね。また、自宅に帰ったあとにテレビやスマホを見ていませんか?その時間を少し削れば、15分くらい確保できます。
たった15分ですが、単語帳を見たり、英語の音声を聞いたり、英語学習アプリなどを使えば意外と勉強できるものです。英語の勉強は机に向かっていなくても、他の作業をしながらでも出来ます。
英語の勉強は、続けていると脳と体が慣れてきて、勉強ができる時間が少しずつ伸びてきます。最初は10分でも大変だったのに、気づいたら30分、1時間も勉強できるようになっているはずです。
完璧を目指さない
英語を使う機会があっても『英単語の知識が少ないから』とか『発音がきれいじゃないから』と言い訳をして逃げてしまう人がいます。
しかし、これではいつまでたっても英語は話せるようになりません。どんなに英語が上手い人でも、みんな失敗を乗り越えてきています。
変なプライドを持たず、失敗を怖がらずにチャンレンジした人だけが英語が話せるようになります。
日本語訛があっても良い
Youtubeを見ていると、ときどき発音がきれいな芸能人を紹介してる動画に出くわします。このような動画を見ると、日本人は日本語訛を気にしている人が多いんだな~と感じます。
私も気にならないわけではありませんが、発音ばかり気にしてしては、前に進めません。
英語は世界共通語なので様々な国の人が話します。インド訛りや中国訛り、シンガポール訛り、ヨーロッパにも色々な訛りがあります。むしろ英語が母国語で、訛りなく英語を話せる人の方が少ないので、発音を気にしすぎる必要はありません。
とは言え、発音の勉強はしっかり行ってください。日本語なまりがあっても通じますが、間違った発音では相手に理解されない、また相手の英語が理解できません。
例えば、coffeeの正しい発音はコーヒーではなくカーフィーです。コーヒーだと勘違いしていると『カーフィーって何?』となってしまいます。
英語は、日本語なまりがあってもいいので、正しい発音方法でハッキリと話すことが大切です。
文法は重要。でも間違っても良い
日本語と英語は文法が全く異なります。例えば、日本語は、語順がバラバラでも文章は成立しますが、英語は正しい語順でないと文章は成立しません。
日本語の場合、『私は友達と海に行きました。』でも『私は行きました。友達と、海に。』、『海に行きました。友達と私は。』どれでも意味は通じます。
しかし、英語の場合”I went to beach with my friends.”は通じますが “I beach with my friends went to” では通じません。
なので、文法はしっかりと覚えてください。また、文法を覚えると、言語が論理的に理解できるようになるので、英語学習が効率的になります。
ただし、英会話の中で正しい文法を使うことに意識が向きすぎないようにしてください。会話の中であれば、少しぐらい間違っても、相手は理解してくれます。
できるだけたくさん使う
単語、文法、発音を一生懸命勉強して、TOEICで高いスコアを取ったとしても、それだけでは話せるようにはなりません。どれだけ知識があっても、英語を使った経験が不足していては英会話が出来ません。
例えば、ゴルフを初めて習うとします。Youtubeや教本を見れば、どこを見て、スイングの形は、どこにボールを当てれば良いのかという知識は得られます。しかし、練習初日から上手く出来る人はほとんどいません。
その理由は、頭で思っているとおりに体が動かせないからです。反復練習を行い、間違いを修正しながら、徐々に上手くなっていきます。英会話も同じです。
英語の知識を持っていてもすぐには使えません。何度も英語と使い、口、耳を慣らすことで徐々に英会話ができるようになります。
今はオンライン英会話を使えば、低額で英語を話す機会を得ることが出来ます。また、お金をかけなくても、英語で日記をつけたり、英語で独り言を言うだけでも英語を使う機会を増やすことになるのでおすすめです。
まとめ
今回は、40代から英語の勉強を始める人に向けて、挫折せず勉強を続けるポイントを3つ紹介しました。
1.少しずつ勉強時間を伸ばす
40代になると体力や気力が低下するので、徐々にペースを上げることが重要です。
2.完璧を目指さない
発音も文法も重要ですが、完璧を目指してしまうといくら時間がっても足りません。覚えたものをどんどん使っていきましょう。
3.できるだけたくさん使う
知っていると出来るは全く違うものです。どれだけ英語の知識があっても、使った経験がなければ英会話は出来るようになりません。オンライン英会話、独り言、英語日記など英語を使う機会を増やしましょう。