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英語を身につけるために最も重要なことは、長く継続することです。英語の勉強を始めるきっかけは人それぞれですが、みんな最初はやる気に満ち溢れていたはず。なのに大半の人が英語が出来る様になる前に、挫折してしまう現実。
この記事では、英語学習を始めたばかりの方に向けて、どんな勉強をすれば無理なく続けられるのか、ポイントを3つに絞って解説しています。良かったら参考にしてください。
”英語初心者向け”長続きする勉強法
まず、英語の勉強を始めたばかりの方にお伝えしておきたいのが、英語はすぐには身につきません。数カ月間、一生懸命に勉強しても成果はほとんど現れないでしょう。そんな簡単なものであれば、これほど多くの日本人が苦労するはずがありませんよね。
このことを知らないと、勉強しているのにぜんぜん英語が出来るようにならない。やっぱり英語は苦手、私には無理と勘違いして勉強を止めてしまいします。でも、安心してください。これは英語学習の全員が感じることです。
そんな途中で投げ出したくなる気持ちをうまくコントロールしながら、勉強を続けられた人が英語が出来るようになります。英語は、努力した分だけ必ず上達します。
では、どのような勉強方法であれば長続きしやすいのでしょうか?いろいろな方法があると思いますが、ここでは私が有効だと思う3つのポイントを紹介します。
簡単な参考書から始める
英語の勉強は、まずは基礎となる英単語と英文法を覚えることが必要です。これは避けては通れません。単語帳と文法の参考書を使って一気に勉強してしまいましょう。
インターネットやユーチューブを使うことも出来ますが、英語以外の情報まで表示されて気が散ってしまうのでおすすめしません。気分転換に見る程度に抑えましょう。
単語帳、文法の参考書をネットで検索すると、いろいろなものが見つかります。中学生向け、高校生向け、各種試験対策用など、どれを選んだら良いのか迷ってしまうと思います。
英語の勉強を始めたばかりの方にオススメは、中学生向けの基礎的な英単語、英文法が載っているものです。すでに知っていることが多く、簡単に感じてしまう人もいると思います。
でも、それで良いんです。ここでのポイントは、単語帳一冊、文法の参考書一冊を読み切ること。こうすることで英語の基礎がある程度身につき、さらに一冊読み切ったという達成感を味わうことが出来ます。
難しいものを選んでしまうと、知らない単語ばかり、難しい文法ばかりでなかなか前に進まずに最後まで読みきれないことがよくあります。
そして、単語帳については、1回ではなく、2回、3回と何回も繰り返して読むことで少しずつ単語を身につけます。簡単なものであれば、あまり時間をかけずに、何度も読み切ることが出来ますからね。
参考書の選び方、お勧めの参考書についてはこちらの記事にまとめているので、良かったら参考にしてください。
スキマ時間を活用
『1日たった5分で英語が・・・』という広告を目にすることがあります。魅力的な言葉ですよね。しかし、英語はそんな簡単なものではありません。英語の勉強時間は、1日2時間は欲しいところです。
しかし、仕事や家事で忙しくて、そんな時間を取るのは難しいと思うかもしれません。そこで、重要となるのかスキマ時間を使った勉強です。
英語の勉強は、机に向かわなくても出来ることがあります。例えば、電車やバスを待っている時間、乗っている時間に単語帳や参考書を読むことが出来ます。英語学習用のアプリをスマホに入れておくのもいいですね。
車に乗っているときや家事をしていて手が空いていないときは、英語の音声を聞きましょう。単語帳についている音声を使ったり、ネット上にはたくさんの無理で聞ける音声もあるので上手に活用してください。
5分、10分と短い時間かもしれませんが、積み重ねれば1時間くらいの勉強時間を確保できることもあります。どこにスキマ時間があるのか、探してみてください。思った以上にあるものですよ。
スキマ時間を使った勉強方法については下の記事にまとめているので良かったらチェックしてみてください。
英語をスキマ時間で勉強!5分間でも効果的に楽しく学ぶ方法
英語学習の習慣化
英語のモチベーションが保てない、モチベーションが上がらないという悩みを聞くことがあります。私も高いモチベーションが保てないかと試行錯誤しました。
しかし、モチベーションは、その日の気分や体調、出来事などに影響されて上がったり下がったりを繰り返すので、高い状態を保つことは不可能です。そのため、モチベーションに頼った英語の勉強は続きません。
そこで英語学習を長続きさせるポイントが、英語学習の習慣化です。例えば、食後や寝る前の歯磨き。今日はモチベーションが低いから歯磨きしないとはならないですよね。やらないと気持ちが悪い。これが習慣の力です。
同じように英語の勉強も習慣にしてしまえば、モチベーションは関係なくなります。勉強しないと違和感がある、気持ちが悪いとなれば、自然と英語の勉強が出来るようになります。
私の場合は、22時になったら必ず机に座るという習慣を作りました。22時を過ぎても机の前にいないとソワソワします。
また、何かの行動に関係づけるのも良いと思います。例えば、朝起きたら英語の音声を流す、ベットに入ったら単語帳を開くなどです。
習慣化する際のポイントは、一定期間は意識して続けることです。新しい習慣はすぐには作れません。何日も続けているといつもの行動、つまり習慣になります。
習慣になるまでの期間は人それぞれ異なりますが、英語の勉強であれば約一ヶ月程度で続けていれば習慣になると言われています。
英語の勉強を習慣にするコツについては、下の記事を参考にしてください。
英語の勉強を習慣化する|まずは毎日学習できる仕組み作りから
まとめ
英語を学ぶ上で一番重要なことは、長く続けることです。英語の習得は簡単ではありませんが、続けていれば必ず上手くなります。しかし、多くの人が途中で勉強を止めてしまいます。
この記事では、英語学習が長続きするポイントを3つご紹介しました。
1.簡単な参考書から始める
英語の勉強は、単語、文法、そして発音ルールを覚えることから始まります。その際に、使用する参考書はできるだけ簡単なものを使ってください。
欲張って分厚い参考書を買ってしまうと、最後まで読み切る前に挫折してしまうことが多いです。中学生向けの基礎的な参考書を繰り返し読んで、英語の基礎知識をつけましょう。
2.スキマ時間を活用
学生時代と違い勉強時間を確保するのが、なかなか難しくなると思います。なので、スキマ時間を活用しましょう。
スキマ時間は探せばけっこう見つかります。例えば、ちょっとした待ち時間、電車やバスに乗っている時間、車を運転している時間、家事をしている時間など。
参考書だけでなく、英語の音声、英語アプリなどを上手く活用すればスキマ時間でもしっかりと勉強出来ます。
3.英語学習の習慣化
英語学習をやる気、モチベーションに頼ってしまうと、途中で止めてしまうことが多いです。長続きさせるポイントは、英語の勉強を習慣にすることです。
新しい習慣を作るためには、一定期間同じ時間に、同じ作業をを繰り返すことが必要です。英語学習の場合は、一ヶ月程度続ければ習慣になると言われています。
英語学習はいかに工夫して続けるかがポイントになります。今回紹介した3つの方法を上手く活用して、ぜひ頑張ってみてください。