この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
英語のボキャブラリーの増やすためにもっとも効率的な方法と言えば、単語帳を使った勉強です。一冊の単語帳だけで、1000~2000個の単語を覚えることが出来ますからね。
ですが、単語帳だけではネイティブが使っている単語や表現まで覚えるのには、少し足りない場合があります。
多くの単語帳は、試験対策用に作られています。つまり、試験に出やすいものが掲載されているので、ネイティブが日常的に使う単語、表現まで網羅されていないことが多いです。また、単語の使い方については勉強出来ません。
この記事では、ネイティブと英会話が楽しめるようになるための勉強方法について紹介しているので、参考にしてください。
単語帳を使った基礎単語を覚える方法については、下の記事にまとめているので参考にしてください。
英単語帳の効率的な使い方|楽にボキャブラリーを増やしたい
インプットとアウトプットでボキャブラリーを増やす
ボキャブラリー “vocabulary” を日本語に訳すと『語彙』となります。語彙とは、ある人が持っている単語すべてのことを言います。つまり、ボキャブラリーが乏しいとは『知っている単語が少ない』、『使える単語が少ない』という意味になります。
つまり、知っている単語を増やすだけではなく、使える単語を増やすことも必要です。勉強のポイントは、インプットとアウトプットをバランスよく行うことです。
インプットとは、英単語を覚えること(脳に英単語の知識を入れること)。アウトプットとは、覚えた単語を使うこと(脳にある英単語を外に出すこと)です。
日本人の英語学習は、インプットに偏りがちです。ほとんどの人が学生時代に行っていた単語帳や参考書を使った勉強しかしたこと無いので仕方のないことです。
しかし、この勉強だけでは知っている単語は増えても、使える単語はなかなか増えません。しっかりとアウトプットすることも意識してください。
ボキャブラリーを増やすコツ
- 質の高いインプットを行い
- たくさんアウトプットする
英語ボキャブラリーを増やすインプット
英会話で使うボキャブラリーを増やすには、実際の会話で使われる英単語を学ぶ必要があります。おすすめは、洋書をたくさん読むことです。
洋書は英語を母国語とする人向けなので、普段の会話で耳にする本物の英語が使われます。また、英単語帳には載っていないような英単語、表現、そしてスラングにも出会えます。
たくさん洋書を読んでいるうちに、英単語を覚えようとしなくても、頻繁に使われるものは自然と頭に残るようになります。
洋書を読むときのポイント
知らない単語があっても辞書を引かずに、前後の文脈から意味を推測して読むことがポイントです。頻繁に出てくる単語は日本語の意味ではなく、イメージで理解できるようになります。
これを続けていると、英語を日本語に訳さずに英語のまま理解できるようになります。例えば、Hello や Thank you はわざわざ日本語に変換しなくても理解できますよね。これと同じことが他の単語でも出来るようになります。
もちろん洋書だけではなく、新聞、週刊誌、論文、取扱説明書でも勉強できます。たくさんの英語が書かれていて、そして楽しいと思えるものを活用してください。
ただし、辞書を引かずに行うので、知らない単語がたくさん出てくるものは避けてください。辞書を使わなくてもある程度、内容が理解できるものを選びましょう。
洋書を選ぶポイント
- 自信の英語レベルにあったもの
- 興味のあるテーマを扱ったもの
どれを選んだら良いのか分からない人には、ラダーシリーズがおすすめです。英語学習者向けに作られた本で、英語レベルが1~5に分けられています。
レベルによって使われている単語の難易度と数楼が違います。レベル1であれば1000個の単語、レベル5では無制限となっています。
また、テーマはSF、ノンフィクションなど様々なものがあるので、きっとあなたにあったものが見つかると思います。
海外ドラマや洋画でも良いのではだめなの?
洋書が良ければ、海外ドラマや洋画でも良いのではと疑問に思いますよね。確かに、発音や声のトーン、表情なども分かるので英語の勉強になります。
しかし、アクションシーンや風景シーンなどが会話が無い場面があり、時間の割に英単語に触れる数が洋書より少ないです。また、ネイティブの英語は早すぎて聞き取るのが難しいので、英語初級、中級者にははおすすめしません。
英語ボキャブラリーを増やすアウトプット
英単語や表現を暗記しても、実際に使わないと使えるようになりません。『知っている』と『出来る』は、似ているようで異なるものですからね。
覚えたものをどんどん使って、知っているから、出来るに変えていきましょう。
覚えた単語を一回でも使ってみると分かるのですが、記憶に定着しやすくなります。単語が使ったときの場面、感情、声のトーン、相手の反応などと結びつき、特別なものに変わるからだと思います。
オンライン英会話でアウトプット
英語力をもっとも効率よく伸ばす方法は、英語で話すことです。英語を母国語とする恋人、友人、同僚がいれば一番良いのですが、それはなかなか難しいですよね。
そんなときは、オンライン英会話を試してみてください。5000円くらいで家にいながら、毎日、英語を使う機会を作ることができます。
間違っても、おかしな英語を使っても講師は真剣にあなたの英語に耳を傾けてくれます。表現が間違っていれば、正しい表現を教えてくれます。
少しハードルが高いですが、試して見る価値はあります。
英語日記でアウトプット
オンライン会話を受けるのは、まだちょっと不安。もう少し英語に自信がついてからという方には、英語日記がオススメします。
その日に起きたことや週末の予定などを英語で書いたり、新しく覚えた単語を使って文章を作ったり、社会問題について自分の考えを英語で書いたりしてみてください。
他の人に見せるわけではないので、英語が変でも恥ずかしくないですよね。分からない表現があれば、翻訳サイトや添削サイトをうまく活用してください。
まとめ
この記事では、英語のボキャブラリーを増やす方法について解説しました。単語帳を使った勉強だけでは、英語で日常会話が出来るようになるためには物足りないです。
日常会話で使うボキャブラリーを増やす方法は、インプットとアウトプットをバランスよく行うことです。
インプット:洋書をたくさん読んで、日常会話で使う表現や単語を覚えましょう。
アウトプット:覚えた単語をオンライン英会話や英語日記で使えるようになりましょう。