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英語が嫌い。でも、海外とのやり取りが増えた、TOEICで700点を取らないと昇進できない、など英語の勉強をやらざるを得ないことがあります。
英語のやらなければいけないことは分かっていても、なかなかやる気が出ないと困っているのではないでしょうか?
この記事では、そんな英語嫌い、英語アレルギーの人でも出来る勉強方法について解説しています。
英語が嫌いな人でも出来る勉強方法
どうして英語が嫌いになってしまうのでしょうか?
- 学生時代に良い成績が取れなかった
- 単語と文法の暗記ばかりでつまらない
- 勉強しても英語が向上している気がしない
- 勉強することが多すぎる
など、人それぞれ理由があると思います。このような理由が積み重なると、英語に対してネガティブな印象を持ってしまいます。
『自分には英語は向いていない』とか『才能がない』と思い、必要なことは分かっていても、勉強から遠ざかってしまうのでないでしょうか。
英語嫌いを治すのは、なかなか難しいことです。しかし、無理に治さなくても英語は出来るようになります。英語が向上してくると、いつの間にか英語嫌いも治っているはずです。
それでは、英語嫌いな人でも出来る英語勉強法について確認していきましょう。ポイントは5つ
- 目標を低く設定
- 勉強を習慣にする
- ご褒美の設定
- 学習記録をつける
- 勉強を楽しむ
ポイント1:目標を低く設定
英語が話せるようになるためには、毎日1時間、できれば2時間の勉強はしたいところです。しかし、いきなり2時間の勉強と言われると『そんなの無理』『嫌だ』とやる気も出ませんよね。
英語の勉強で大切なのは、とにかく始める。そして、長続きさせることです。
そこで、まずは簡単に達成できそうな目標を設定しましょう。例えば、『文法の参考書を2ページだけ読む』、『毎日5分間だけ単語帳を見る』など。これくらいであれば、やってみようかなと思いませんか。
勉強する内容は、中学1年生が習うような英語の基礎から始めると、次につながりやすくなります。おすすめの参考書についてはこちらの記事にまとめているので良かったら参考にしてください。
低い目標でも、達成できると充実感に満たされて『明日も頑張ろう』とか『次はちょっと時間を伸ばしてみよう』という次の行動が取りやすくなります。
少しずつ勉強量が増え、英語の理解も進むので『TOEIC400点を狙ってみようかな』『オンライン英会話を試してみようかな』と目標が高くなっていきます。
ポイント2:習慣化
英語の勉強をやる気やモチベーションに頼ってしまうと、挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。やる気、モチベーションはは体調や気分、その日の出来事によって大きく影響されてしまうからです。
『今日は忙しかったな~やる気が起きないから英語の勉強しない』これでは、長続きしません。そうならないためには、英語の勉強を習慣の一つにしてしまうことです。
習慣、例えば食後や寝る前の歯磨き。今日はやる気がないから歯磨きしないとはならないですよね。やらないと気持ちが悪い、違和感を感じると思います。
同じように勉強しないと違和感がある、気持ちが悪いとなれば、自然と英語の勉強が出来るようになります。
習慣を作る方法は、勉強する内容と勉強するタイミングを決めて、一定期間、毎日行うことです。
新しい習慣はすぐには作れません。英語の勉強を習慣にするためには一ヶ月くらいかかるという話もあります。習慣にするまでが大変なので、どんな事があっても続ける、という強い意志を持って望みましょう。
私が習慣にしたものには、下のようなものがあります。
- 朝起きたら英語ニュースを聞き流す
- 出勤前に必ず単語帳を1ページ読む
- 22時になったら机に座って参考書を開く
ポイント3:ご褒美の設定
あまり好きではない行動を続ける上で欠かせないのがご褒美。目標を達成したときに小さなご褒美を自分にあげてください。
『単語を10個覚えたらお菓子を食べる』『30分英語の勉強ができたらスマホを10分だけ見て良い』など。少し嬉しくなる程度ものが良いですね。
頑張った自分に簡単なご褒美を与えることで、英語の勉強が続きやすくなります。
ポイント4:学習記録
手帳やノート、メモ帳アプリなどに勉強した内容を書き込んでおくと、後で見返したときに達成感を味わうことができます。
以前は5分しか勉強できなかったのに、今は30分できるようになった。単語を200個も覚えた、など。
また、ある程度勉強が進んでくると知識の偏りが出てしまうことがあります。『単語ばかりで文法の勉強が足りていない』『発音の練習してない』など。このような偏りも学習記録を見ることで、軌道修正もしやすくなります。
ポイント5:勉強を楽しむ
日本語が話せる海外の人が、日本のアニメで覚えたという話を聞いたことがあると思います。趣味に関連付けることで英語を楽しく学ぶこともできます。
インターネットで探せば、勉強に使える優良なコンテンツが簡単に、無料で見つけられます。以前は、数万円払わないと得られなかったような情報が無料で手に入るなんて良い時代です。
英語の勉強が楽しく学べるコンテンツ
- 洋楽の歌詞を調べる
- 英語に翻訳された日本の漫画を読む
- 好きなアーティストのSNSをチェック
- 海外ドラマのセリフを覚える
- 海外ユーチューバーのゲーム実況を見る
- 英語ユーチューブチャンネルを見て勉強
- ゲーム感覚で学べる英語アプリを活用
海外のSNSやユーチューブの中には普段の生活では使えないような汚い言葉も含まれているかもしれませんが、それも本物の英語ですよね。そんな英語に触れるのも楽しいのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、英語が嫌いな人でも出来る勉強方法を紹介しました。
1.目標を低く設定
簡単に達成できる目標を立てて、こまめに達成感を味わう
2.勉強を習慣にする
やる気に頼るのではなく、勉強を習慣化する
3.ご褒美の設定
嫌いな勉強を頑張った自分にご褒美
4.学習記録をつける
成長を目で確認。勉強の軌道修正も簡単に
5.勉強を楽しむ
趣味に関連付けることで英語を楽しむ
英語に対する苦手意識は、達成感を味わいながら、簡単なものから、楽しみながら勉強していれば、いずれ払拭できます。そして、毎日、少しずつでも良いので勉強を続けていれば、必ず上達します。
上達すると、今度は周りの人から頼られることが増えてきます。『英語はどんな勉強すればいいの?』とか『この単語の意味は何?』と質問されることもあるでしょう。
仕事では、海外からのメールの対応や海外との電話会議に招集される可能性もあります。人から頼られれば嬉しくなり、もっと英語力を上げたくなります。
大人になってからの勉強は受験のためではないので、焦らず、勉強を進めてください。最初は上達に時間がかかりますが、勉強すればするほど上達のスピードは早くなります。諦めずに勉強を続けましょう。